2トントラック(2tトラック)とは
2トントラック(2tトラック)とは、車両総重量が5トン未満で、最大積載量が2.0トン~2.9トンのトラックのことを言います。
- 車両総重量ってなに?
- 車両総重量は、車両重量・乗車定員・最大積載量を合計した重量のことを言います。
詳しくは「車両総重量」をご覧ください。
実例で計算してみると
Valleyhillオークションに実際に出品されていた下記のトラックで見てみると、次のような計算となり2トントラックであるという事が分かります。
- 車両重量
2,690kg - +
- 乗車定員
110kg(定員2名×55kg) - +
- 最大積載量
2,000kg - =
- 車両総重量
4,800kg
2トントラックのサイズ
上記の車両総重量と最大積載量の条件を満たせばどのようなサイズでも2トントラックとなりますが、その積載量ゆえに必然的に小型のサイズになります。
ただ小型サイズでもいろいろなサイズがあり「ショート」「ロング」「ワイドロング」という区分けが存在します。
これらの区分けは、荷台内寸の長さと荷台内寸の幅によって使い分けられます。
- 荷台内寸の長さ
- 300cm前後のものを「ショート」、430~450cm前後のものを「ロング」と言います。
また、500cm前後の「超ロング」と呼ばれるものもあり、これが2トントラック最大のサイズになります。 - 荷台内寸の幅
- 175cm前後のものを「標準幅」、205cm前後のものを「ワイド」と言います。
これらを組み合わせることで以下のような区分けになります。
- ショート
- 荷台内寸の長さ:300cm前後
荷台内寸の幅:175cm前後
※2トンのショートはすべて標準幅になりますので、「ワイドショート」という車両は存在しません。 - ロング
- 荷台内寸の長さ:430~450cm前後
荷台内寸の幅:175cm前後 - ワイドロング
- 荷台内寸の長さ:430~450cm前後
荷台内寸の幅:205cm前後
2トントラックの形状
2トントラックの主要な形状には、以下のようなものがあります。
各メーカーの2トントラック
いすゞ
エルフ(ELF)
「は~しれ、はし~れ~、いすゞ~のトラック~!」でおなじみの小型・中型トラックです。
1959年に初めて販売されて以降、50年以上にわたり日本のみならず世界各国で利用されています。エルフにも環境にやさしいCNG(天然圧縮ガス)車やディーゼルハイブリッド車もあり、形状も平ボディからバン、ダンプなど様々な車両が用意されています。2トントラックだけでなく、3トントラックなどの中型トラックも多くあります。
三菱ふそう
キャンター(CANTER)
三菱ふそうトラック・バス製造、販売しているキャブオーバー型の小型トラックです。
1963年に三菱重工業から販売されて以来、現在に至るまでモデルチェンジを繰り返しながら長く愛用されています。積載量が1.2t~1.5tの小型トラックの「キャンターガッツ」や「キャンターエコハイブリッド」のハイブリッド車などのキャンターもあります。また、世界初の量産電気小型トラック「eCanter」などもあります。
日野
デュトロ(DUTRO)
「トントントントン日野の2トン」でおなじみの日野自動車が製造、販売する2t~3t積クラスの小型・中型トラックです。
1999年に製造開始され、以降マイナーチェンジを繰り返しながら、2011年にフルモデルチェンジを実施。グッドデザイン賞を受賞しています。また、バン、ダンプ、車載ローダー車など様々なタイプの「デュトロX」シリーズもあります。
トヨタ
ダイナ(DYNA)
トヨタ自動車が販売する小型・中型トラックです。
実際に「ダイナ」という名称がつけられたのは1959年で、社内で愛称募集した結果「力強い、動的な」などの意味を持つ「ダイナミック」から「ダイナ」と名付けられました。トヨタのトラックというのはあまりイメージにないかもしれませんが、歴史も長く日野・レンジャーFB系のOEMにもなっています。
Valleyhillオークションでは、これらのようなトラックを多数出品しています!
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